期し
 期しとは

期しとは 万全を期して供用開始を

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【参考サイト名】 万全を期して供用開始を 【八重山毎日オンライン】

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■離島観光の拠点
2005年8月から着工していた石垣市と周辺離島を結ぶ待望の石垣市の離島航路・離島観光の拠点「石垣港離島旅客ターミナル」がこのほど完成、今月30日から供用開始されることになった。

総事業費約14億円をかけて建設された八重山の象徴的な赤がわらを配した平屋建てのカラフルなターミナルには、広々とした200人分のスペースの待合ロビーがあり、現在はまだ着工していないものの、来月中旬ごろには同ターミナルから浮桟橋まで屋根つき歩道が設置されることになっており、利用者は雨や真夏の暑い日差しに関係なく船舶を利用できるようになる。
またターミナルの玄関近くの構内や屋上にはバスやタクシー、一般車両などの駐車場が整備され、さらに室内には船会社、旅行代理店、食堂など27業者のテナントのほかに、最新のIT設備で八重山の観光情報などが瞬時に分かる、あるいは八重山の特産品を紹介する「とぅもーるネットセンター」も併設されており、利用者の利便性、安全性、快適性は飛躍的に増すことは確実だ。

確かにこれまでの離島桟橋は、石垣市の“海の玄関”として年々利用は飛躍的に伸び、昨年は離島住民だけでなく、延べ100万人余の観光客に利用された。しかしその割に離島桟橋には船便を待つターミナル施設はなく、加えて岸壁と船会社事務所などとの間の道路も狭く、人と車が混在して観光シーズンのピーク時は早朝から大勢の観光客で大混雑し、危険この上ないお粗末な状況だった。

■不安な供用開始後の混乱
それだけに待望久しい初の離島航路専用のターミナル完成に関係者の喜び、期待は大きく、供用開始当日の落成式も盛大なものが予定されている。確かに離島観光の拠点として、新しいターミナルはさらに八重山観光の発展に大きな役割を果たすのは確かであろう。

しかし一方ですべてが新しい施設だけに、供用開始後に混乱が生じないかの不安もある。特に浮桟橋の不足が心配だ。同ターミナル前には2011年までに6基を設置する計画だが、現在は仮設1基を加え3基の浮桟橋が設置されている。
新年度に新たに1基設置し、さらに現在の観光フェリー前の既設の浮桟橋も移動するが、それまでは不定期の利用に予定されているだけに、その間、浮桟橋は3基体制となり、すべての船舶の発着に対応できず、逆に混雑と混乱が生じないか心配されている。

そのため船会社も当分自前の既設の桟橋を利用したり、船首を直接岸壁に接岸する現在の方法も併用するなどして混乱回避を模索しているようだが、その他にも何しろ新しい施設だけに思わぬ混乱が生じる恐れがある。このことは逆に観光客などにマイナスイメージになりかねない。それだけに市港湾課はシミュレーションをするなど、万全をさらに期して運用を始めてもらいたい。
テナント業者らターミナル関係者も利用者の安全性、利便性、快適性向上のために互いに連携を取るべきだろう。

■まちづくりの拠点施設
同ターミナルは計画当初の1995年は3階建て、そして98年にはホテル併設の11階建てが計画されたが、第3セクター会社による運営の不安から見直され、結局は現在の石垣市直営の施設に曲折をたどってようやく実現した。

石垣港は今後も次々整備が進められるが、一方で竹富南航路など安全性の問題が指摘されている離島航路の拡張整備も必要だ。それだけに八重山観光の発展に大きな役割を果たしているダイビング業者らのマリーナなども、ただでさえ狭いといわれるこうした航路の危険性を避けるためにも現在の離島桟橋とは別の場所での整備を検討すべきだと考える。

 

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